これまでで最も残雪の多い磐梯山。町営牧場より上の桜は、まだ一輪も開花無し。 |
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いたるところに雪が残る。 |
スイセンもまだ。 |
リュウキンカもまだ。 |
カタクリが咲き始めたところ。 |
昨年テンが飛び出した道具置場のシートの中から、こちらをうかがう目が。 鼻筋の白い線は、どうやらハクビシンのよう。昨年のテンを追い出して乗っ取ったのだろうか。 脅かして追い出したら、つがいだった。 |
(©田島) |
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今回は主に山積の樹の処理。 |
田島氏・花田氏の共同作業。 |
ただひたすら燃やすのみ。 |
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炭は昨年の生焼けを焼き直し。 |
薪は口焚き用の準備だけ。 |
燠ができるまで、扇ぐ扇ぐ。 |
煙も安定して一安心の竹内氏。 |
笹刈は寺坂夫婦が担当。 |
最年少村民記録更新のふたり。 |
刈笹集めてちゃんと労働力。 |
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炎は好い調子。 |
煙も好い調子。 |
一瞬降られたけど、 |
大勢に影響なし。 |
一日好く動き回りました。 |
陽が落ちたら皆で炉を囲む。 |
広口瓶蝋燭が食卓を彩る。 |
一日目が暮れた。 |
二日目が明けた。夕べからかなり冷え込んだが、天気は好さそう。 |
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蕾が硬いムシカリ。 |
サクラも蕾。 |
リュウキンカは何とか3輪。 |
コブシが盛り。 |
みんな起きてきた。 |
朝食準備は火熾しから。 |
さて、なにつくろうか。 |
綺麗な食べ跡はリス?。 |
さっそく作業開始。(©花田) |
炭の窯出し。 |
軽いのと生焼けと、 |
二度焼の炭はイマイチ。 |
(©寺坂) |
さてここで、メンバーの交代。 寺坂家4人と竹内さんが、明日に備えて温泉で疲れを取り、名物の蕎麦で昼食を済ませてから帰京。 代わってムサビOBの村上さんが、新宿からバスで来村、整備作業に参加。 | ||
村上さんを加えた後半組は、昼飯を食ってから温泉で筋肉をほぐし、天鏡台で一休み。暖かく穏やかな、好い日より。 |
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体力復活したら、再び作業。 |
まだまだ処理する樹は山積。 |
周囲に散水、防火対策万全。 |
まだまだ、まだまだ。 |
一方で夕食の準備も。 |
村上さん提案の豆乳鍋。 |
優しい味で、美味い!(©花田) |
あれ一人多い、この横顔は... |
昨夜のヘッドランプの主は、 |
突然チャリで現れた外崎さん。 |
天気、下り坂だというので、 |
降りだす前に、さっさと撤収。 |
昨日の温かさで桜もチラホラ。 |
ムシカリも開き始めた。 |
山は雨だな。 |
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積樹は道具置−炭窯の間と、 |
焚場横の二山が片付いた。 |
奥にあと1山半。 |
火の始末をして終える。 |
村を閉めます。 |
これから会津へ回るそう。 |
相変わらず荷物はパンパン。 |
さあ、昼飯食ったら解散だ。 |
2月に更田邦彦村長が急逝して、ここの活動がこの先どうなるのか、全くわからない状況の中、開拓メンバーで村長とは幼馴染の小林さんが、村長のお姉さんとの連絡の中で、半月前に今年の開村が決まった。
さっそく常連のメンバーにその旨を伝えたが、開村は無理なんだろうと、他の予定を入れている者が多かった。
そんな中で、常連の花田さんが、古い仲間(田島さん)や新しい仲間(村上さん)を呼んでくれた。また、以前から参加を希望しながらなかなか日程の合わなかった寺坂家が一家4人で参加してくれたり、数少ない炭の伏せ焼き経験者の竹内さんが、ドラム缶窯初体験に参じてくれたり、GW東北自転車旅行中の外崎さんが寄ってくれたりと、バラエティーに富んだ開拓者たちがそれぞれに力を発揮して、充実した村内整備ができた。
今回開村したとはいえ、今後のことは霧の中。そのことを考えて、今回は次回持ち越しになるものをできるだけ少なくするべく、作業を行った。
これで、しばらく手が入らなくても、いきなり原野(藪)に戻ってしまうことは無いはずだ。うまくいけば、芽を出し始めた団栗がいつか世代交代をして、楽しい林の状態が継続することを夢見ていたい。しかし手を入れられないなら、道具置場だけは片付ける必要があるだろう。あのままではテンやハクビシンの巣となるのは必定。何とか対処してしまいたい。
村長との思い出の地の一つが、今後どうなるのか気にならないと言えば、それは嘘だ。しかし私たち村民には、できることをできるだけ行い、その行動によってより深く思い出を胸に刻む、それがいま可能な最善なのだろう。そう思ってこの記録の筆を置く。
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